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会議のテーマ「VISUALOGUE-情報の美 (VISUALOGUE: quality of information)」から、何をイメージされますか?
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世界のステージに立ってデザイン活動を展開していく場合、自己の確固たるデザイン言語さえ持っていれば、どんなプロジェクトやどんなコラボレーターと出会っても、ひるむことなく堂々と対話が成立し、デザインジャーニーは、有効な方向に展開していく。デザイナーは、情報の奴隷になってはならない。情報は、あくまでも自己の創造力を開発するための有効な引き金にすぎない。
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あなたの活動における最近のテーマ、あるいは最近のあなたの中にある「問い」は何ですか?
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私のキャリアはグラフィックデザイナーとしてアートディレクターとして出発したが、デザイン表現のキャンバスは、エキジビション、フィルム、ステージ、そしてサーカスにまで拡がってきた。これからも表現領域をどれだけ拡げられるかに関心がある。同時にデザインの質を高めていくことも重要で、目下、デザインの力でどこまで観客をエキサイトさせることができるかに深い関心を持って実験中である。それはちょうど、エンターテイナーが観客を沸かせるために努力する姿に似ている。
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今回の会議に対し、どのような期待をお持ちですか?または、どのような成果がもたらされることを期待しますか?
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21世紀に入って、人間の生活はより豊かになり、より明るいものになるはずだった。しかし現実は予想に反して不安定で、先が見えない問題だらけの時代が立ち現れてきた。こういう時だからこそ、世界中から集まってくる発言者たちの声に耳を傾けてみたい。デザインという職能の内容は、今後激しく変革を遂げていくであろう。大切なことは、デザインが人間の生活を豊かにするためにのみ存在しなければならないという覚悟である。
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会議に参加するデザインを学ぶ学生や若いデザイナーへのメッセージ
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情報の氾濫に溺れることなく自分の足元をしっかり見つめてほしい。流行などに右往左往することなく自己の信念を育ててほしい。朝、歯を磨きながら鏡の中の自分と対話する時間がわずか5分、そんなマラソンランナーのような長い長いデザインの旅が惜しくないと思える人のみがすぐれた表現者になれる。デザイナーとしていちばん大切なことはDISCIPLINE(訓練・鍛錬)である。 |
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